蓄電池事業領域における取組み拡大に向けた協業について
2024年3月21日
各位
株式会社CO2OS
国軒高科日本株式会社
大和エナジー・インフラ株式会社
蓄電池事業領域における取組み拡大に向けた協業について
~CO2OS、国軒日本及びDEIの3社で業務提携契約を締結~
株式会社CO2OS(以下、CO2OS)、国軒高科日本株式会社(以下、国軒日本)、大和エナジー・インフラ株式会社(以下、DEI)は、日本国内の蓄電所の開発及び運用保守点検業務等の事業領域における協業体制の構築を目的として、2024年3月1日に業務提携契約を締結しました。
温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラル社会実現に向けて、再生可能エネルギーの導入が加速しております。一方で、再生可能エネルギーの導入拡大は、古くからの電力を含む社会インフラの限界を露呈し、変革を必要としております。
CO2OS、国軒日本及びDEIの3社は、電力システムの改善に貢献するという共通理念を持ち、国軒日本が開発する系統用蓄電池及び再生可能エネルギー発電所併設型蓄電池を対象に、日本国内において2年間で1GWhの国軒高科製の蓄電池導入を目指します。
CO2OSは、5.5GWを超える豊富な太陽光発電所診断(技術デューディリジェンス)サービスの知見を活かし、特別高圧・高圧分野における運用保守業務を116発電所/1.09GWに対して提供、高圧分野ではEPC※1および修繕工事のサービスを展開しており、直近では先駆的な取り組みである太陽光発電所における蓄電池併設案件でEPC及び運用保守業務を行っております※2。今回の業務提携を機に系統用蓄電池案件でのサービス展開を加速し、今後も社会のニーズに沿った事業を発展して参ります。
国軒高科は、リチウム電池の世界的なトップメーカーであり、電気自動車や家庭用蓄電池にとどまらず、系統用蓄電池等の大型蓄電池事業を世界各国で展開しています。原料の生産からリサイクルまでのサプライチェーンを垂直統合することで競争優位性を有し、世界10ヵ国で採用実績があります。 国軒日本は2017年3月に次世代電池用先端材料の開発を目的に茨城県つくば市に設立され、2022年に電気自動車や系統用蓄電池等の販売を開始、2023年からは蓄電所への投資も行っております。
DEIは大和証券グループの自己投資部門における再エネ・インフラ投資専門会社として、国内外の太陽光発電所や洋上風力発電所等再エネ資産や送電事業に幅広く積極的に投資しており、2023年9月末時点で1,700億円程度の投資残高があります。蓄電池分野では2023年に北海道において大規模な系統用蓄電池事業への投資を実行※3し、太陽光発電所併設の蓄電池案件※2を2024年2月に運転開始するなど、幅広く先駆的な投資活動を行って参りました。本業務提携を通じ更に蓄電池分野での投資を加速し、より一層、社会課題の解決に貢献して参ります。
業務提携分野及び役割分担 |
■ CO2OS:国軒日本への技術的サポート
■ 国軒日本:事業用地調査、許認可取得
■ DEI:事業性評価、事業スキーム構築、資金提供
2. 保守・点検
■ CO2OS:蓄電池の保守・点検業務の受託
■ 国軒日本:蓄電池の保守・点検に必要な技術的知見の提供
業務提携契約調印式の様子 |
※右上:国軒高科李董事長、左上:DEI小林会長、右下:CO2OS森本代表取締役会長、中央下: 国軒高科程アジア太平洋地区プレジデント、左下:DEI松田代表取締役社長
※調印式出席者での集合写真
国軒高科製蓄電池の写真 |
※中国安徽省合肥市廬江/国軒高科廬江工場での設置風景
※1 設計(Engineering)、調達(Procurement)、建設(Construction)の3つを一括したプロジェクトとして設備建設工事を請負う方式。
※2 鹿児島県の太陽光発電所に蓄電池を併設し運用を開始<20240227.pdf (daiwa-ei.jp)>
※3 大規模系統用蓄電池事業について<20230929.pdf (daiwa-ei.jp)>
以上